まぐろぐ

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ニホンウナギがどれだけヤバイ状況なのか直感的に感じてくれ【絶望】

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控えめに言って、終わりが近い。

 

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*注意

本記事は事実ベースで記述するよう心がけていますが

一部古いデータや、局所的な数値のみを拾い論理を

展開している箇所があります。ご留意ください。

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ウナギが絶滅する。ヤバイ。

さすがにヤバイ。

 

 

 

っていうのは、もう何年も前からずっと言われ続けてきたことだけど、ここ数ヶ月の間に急にそのヤバさが世間に対して発信されるようになった気がする。

各メディアもにわかに記事を書き始めた。

 

www.sankei.com

 

状況は絶望的だけど、ようやくこういう記事が出てくるようになったことはやっぱり少し嬉しく思います。

 

 

一方、水産庁の見解は「消費者が購入を控える必要はない」だったりする。

www.sankei.com

そういう考え方もあるのかー(棒

さすがに理解に苦しむ、っていうのが正直なところ。

 

そんな中、ネットを巡回しているとこんな記事が流れてきた。

www.greenpeace.org

 

このデータはかなり衝撃的。

 

4割の人が知らないのはまだいい。知らなかったモンはしょうがない。

でも、 2人に1人は「絶滅危惧種だとわかった上で食べる」っていうデータにはさすがに引いた。事の重大さがわかっていないと言わざるを得ない。

 

 

水産庁のデータからヤバさを見てみる

ということで、まずはデータを見てみましょう。

ウナギに関する情報:水産庁

ここに「ニホンウナギ稚魚国内採捕量の推移」を示したエクセルデータがあります。

 

流通しているウナギのほとんどは「蓄養」です。

ウナギの稚魚を捕まえてきて生簀で大きく育てたのち、各地に出荷しているんですね。

そういった意味で稚魚の採捕量は重要視される数字であり、水産庁もデータをとっています。

 

グラフにしてみた:まずは全体の雰囲気を掴んでください。

 

図1:ニホンウナギ稚魚国内採捕量の推移(1957~2017)

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明らかにゴリゴリ減っているのがわかるかと思います。

 

続いて少しデータを絞り、データを簡素にしてみました。

 

図2:ニホンウナギ稚魚国内採捕量の推移(1957~2017)簡素ver.

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昨年のニホンウナギ稚魚国内採捕量は、水産庁が公表している一番古いデータである1957年と比較すると、わずか7%にまで減ってしまっています。
 

ただでさえ衝撃的な数字なのに、今年はさらにこんなことになっています。(再掲)

www.sankei.com

 

もう、数字が小さくなりすぎてよくわからん… 

ヤバイのはわかるけど、どんだけヤバイのか…

なので、もうちょいビジュアル化してみました。

 

 

髪の毛で例えてみる

さあ、本記事のメインですよ。

ここから先は鏡の前に立って、ご自身の顔と見比べながら読み進めていただきたいです。ぜひ。

 

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注意:面積、体積などを明確に測定しているわけではありません。

   雰囲気をお楽しみください。

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まず、このくらい髪の毛が生えている人がいたとしましょう。

この人にとっての100%です。

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1957年の採捕量から見て、2017年の採捕量はわずか7%。

では「7%」とは実際どんなもんなのか。

 

 


1/2 つまり 50%になると、このくらいになります。

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そして1/4 つまり25%になると、このくらいになります。

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さらに 1/8 つまり12.5%くらいになるとこのくらいです。

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ここからもう少し減らせば、7%に近づくでしょうか?

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こんなもんですかね。

控えめに言って死活問題です。

ここまで進行してしまったら、男女関わらずおそらくほとんどのが「非常に厄介なことになってしまった」と自覚するでしょう。何かしらの変化が自らに起きていることは明白です。

 

 

ただ、2018年はさらに採捕量が激減し、1月の時点では2017年の1%程度と言われていました。つまり、こういうことです。

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そういうことです。

そういうことなんです

 

なぜ、今まで放置してしまったのか。

 

 

気づくタイミングはいくらでもあったはず。

早期対応ができれば、回復の見込みもあったはず。

なぜ何も手を打たなかったのか。

 

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髪の毛の本数は平均 で100,000本と言われているそうです。

100,000の7%は7,000本。

7,000本の1%は70本。

眉毛が片方で大体300~600本ほどのようです。

眉毛を大体5等分くらいすると、大体70本でしょうか?

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今からでも遅くはありません。

というより、そう信じるしかないのですが…

 

人工知能やらブロックチェーンやら、様々な技術がどんどん生まれている21世紀にもなって、食糧難で他に食べるものがないのであればまだしも、ただ己の欲望と過去の慣習のために1つの生き物を食い尽くしてしまうなんて、そんな馬鹿馬鹿しいことはやめませんか?

 

私は食べない。

絶対食べない。

それがどれだけ効果のあることかはわかりませんが。

 

 

 

 

 

P.S.

急に実家の両親、祖父母のことを思い出したんですよね。WEB、特にSNSなんて全然使わない両親のところには、こういう情報ってなかなか届かないんだろうなぁ、と。

もしかすると帰省とかのタイミングで「今日は奮発したわよ〜」ってニコニコしながらウナギ買ってきちゃうかもしれないと思うと、色々キツい。私はきっと食べないので、親も不幸ウナギも不幸。

 

そんな構図が生まれないように、今自分ができることはなんだろう?

私個人の影響力なんてたかが知れているかもしれないけど、それでもできることはやっときたいよなーということで、ちょっとしたネタ記事を書いてみたわけです。

 

国際自然保護連合IUCN)のレッドリストカテゴリーで言うと、ニホンウナギの評価は「EN」 これが意味するのは「絶滅危惧」であり、同じカテゴリーには「トキ」や「ヤンバルクイナ」「シロナガスクジラ」が名を連ねている。そして、この評価は「ジュゴン」より厳しいものとなっている。

 

コンビニでヤンバルクイナ売ってたらヤバイでしょ?

牛丼屋でトキの親子丼ってメニューがあったらヤバイでしょ?

 

もちろんこの現状は、河川の環境整備とか、生物の進化の過程のなんちゃらとか、いろいろな要素が「複雑に絡み合って」発生しているんだろうけど。でもやっぱり「日本人の消費量・価値観」が全く影響していないとはどうしても考えられない。

 

よくデータで挙げられる「〇〇トン」みたいな表記じゃ、なかなかイメージつかないじゃん? 1人でも多くの人が、うなぎやべーぞってことに気づいてくれたら良いんですけど。

 

ニホンウナギの未来に幸あれ。

 

あと、願わくば私の毛根がレッドリストに載りませんように。

 

そんなにウナギ食べたかったらこっち食べればいいのに。やすいよ。

www.silentjourney.fishing

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*注意/再掲

本記事は事実ベースで記述するよう心がけていますが

一部古いデータや、局所的な数値のみを拾い論理を

展開している箇所があります。ご留意ください。

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